ダイソー500ccマグを鍋にして自作アルコールストーブで湯沸しテスト。300ccが5分半で沸騰。いい感じです。
先日からちょこちょこいじっているダイソーで購入した500ccマグカップですが、66mm径缶で製作したグルーブタイプのアルコールストーブで実際にお湯を沸かしてみました。なかなかいい感じで安心しました。
ダイソー500ccマグでの湯沸し実験条件など
ダイソー500ccマグカップ用グルーブストーブの設計
ということで、Groove Stove Designer(りるびわ~くす氏)を使って、ダイソー500ccマグカップ(直径88mm)と66mm径缶で製作したグルーブストーブだと、どれくらいのスリット長がベストか計算してみました。
Groove Stove Designer: 昨日から明日へと続く今日
結果、スリット長は5~8mmぐらいということになりました(スリットが長いほどパワーが出て燃料を消費します)。
新しく試作品を作ろうかと思ったのですが、考えてみれば以前、評価用に製作した簡易版グルーブストーブがだいたいこの寸法だったので、それをそのまま使用することにしました。
簡易版グルーブストーブは、穴開け無しで簡単に作ることができます。グルーブストーブってどんなもの?という方は、ぜひぜひお試しあれ。すごいですよ。
水300ccとアルコール20cc
今回の実験では水を300ccとしました。これは、日清のカップヌードルぐらいのカップ麺で必要なお湯の量です。また、ドリップコーヒーならば250cc程度なので実用度を見るにはちょうどいい水の量と考えています。
アルコール燃料はは20ccとしています。たまたま、使えそうなボトルの容量が1本あたり20ccだったからです。
ダイソー500ccマグで湯沸しテスト
いざ、ダイソー500ccマグで湯沸しテスト♪
というわけで、300ccの水をマグカップに注ぎ、点火しました。グルーブストーブは点火したらすぐにマグカップを載せることができます。グルーブストーブのスタートアップはいつも感心します。ほぼゼロ秒と言っていいでしょう。
炎の状態ですが、概ね予想通り高く上がりすぎることなく燃えています。高効率という点で考えればもう少し炎が小さい方が良いと思いますが…。
昨日、製作したウインドシールドも早速使ってみました。外界再現のためとかは関係ありませんが、暑いので扇風機を回しているためアルコールストーブ周辺も微風が吹いている状態です。なんとなくウインドシールドが低すぎっぽいですね。アルコールストーブ製作時にはアルコールストーブの高さをもっと抑えようと思います。
アルコールストーブの高さはアルコール燃料がどれだけ入るか?ということと関係しますが、このセットの目的から40ccも入れば十分かな?と思っています。ということで、66mm径缶だと2cmもあれば十分です。これにスリットまでの余裕とスリット分を考えれば、高さ4cm以下でも十分実用になると考えられます。
3分半で泡がプクプクし始め、5分半でグツグツ状態になりました。これでほぼ沸騰したようなので、300ccの水を5分半で沸騰、という十分な能力を持つということがわかりました。
まだまだ燃焼は続きます。6分過ぎでグッツラグッツラになっています。
というわけで鎮火。約7分燃焼しました。この試作機、内筒プリーツスカートの作りが甘いので、最後、チョロチョロっと燃えてしまったので、それは引いています。だいたいこんなもんかな?
どれくらいマグカップが熱くなっているのかな?と思って取っ手を触ってみたのですが、触れるぐらいの熱さでした。不思議です。ダイソーのマグカップって、取っ手の溶接が甘くて接点が小さいんですが(ちょっと不安はあります)、そのせいかな?
結論、なかなかいい感じ
スタンレーキャンプクックセット+66mm径缶グルーブストーブと比較してちょっと効率は悪いですが(あっちはフタありなので比較しにくいですが)、まあまあ実用範囲と思います。本当は、53mm径缶でグルーブストーブを作れば一番良いのでしょうが、今度は収納効率が下がってしまいます。
もし、この湯沸し実験の結果がとても悪かったら考え直そうかと思いましたが、ほどほどには満足できる結果が得られてよかったです。
多分ですが、53mm径缶でグルーブストーブを作れば300ccを沸騰させるまでもう1分短く、4分半ぐらいで行けるのではでしょうか?試しに作ってみた方がいいかな?4分半だったら浮気しちゃうかも。
後は、もうちょっと長時間よりにするかどうか?ぐらいかな。明日、時間が取れれば本番機を作ってみようと思います。
今日の一言二言三言
ぐつぐつと 力強く 沸騰し
ひとまず安心、ああよかった
週末、またハイキングに行ってこようと思っていますので、その時までには全部完成させたいな、と思っています。まずはここまで順調、良かったです。
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